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牛にまつわる感染症

  • 執筆者の写真: ゆう
    ゆう
  • 2021年1月3日
  • 読了時間: 2分

あけましておめでとうございます。2021年、今年はどんな年になるのでしょうか?

未だ世間の話題はコロナによる感染症、そこで丑年ということも含め、牛が関係するヒトの感染症についてが今回のテーマです。


牛海綿状脳症(BSE)という病気があります。これは牛の病気の一つで、牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、死亡するとされています。BSEはプリオンというタンパク質に異常が起こり発症することからプリオン病とも呼ばれています。BSEに感染した牛の脳や脊髄を含んだ食品、飼料を摂取することで、この異常なプリオンに感染し広がる、と言われています。ヒトに感染した場合、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)と呼ばれています。


この変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は元々イギリスから始まったと言われており、日本ではイギリスで感染したと思われる人が一人、牛の感染が36頭、確認されています。第5類感染症(インフルエンザや麻疹、風疹と同じ)に分類されていますが、感染経路とされている牛の脳や脊髄などを含んだ食品の輸入規制などを徹底することで日本国内では完全にコントロールできている感染症の一つと言えると考えています。


牛の感染が確認された平成20年頃は輸入規制などで牛肉が高くなったり吉野家の牛丼が高くなったりした記憶がありますが、新型コロナに振り回されている現状も10年経ったらこれくらいの思い出になっていたらいいな、と思います。 

      

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