熱中症対策における水中毒
- ゆう
- 2020年8月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年11月6日
今年の夏は梅雨明けが遅かったり40℃超えの日があるなど,また異例の年になりましたね!そんな中ポカリスエット、熱中症対策で飲む時に薄めて飲む話が巷間で言われたようですが、大塚製薬の公式見解として薄めて飲むと折角の吸収が良いバランスが崩れてしまうためそのまま飲むように、との発表がありました。
それを踏まえ、熱中症対策への注意点について話したいと思います。
まず熱中症対策として水分補給摂取するのになぜポカリなどを薄めて飲む話が出たかというと、やはりカロリーや塩分が気になるからなんですね。ポカリだと100mL中0.12g相当の食塩が入っています。500mLのペットボトルだと0.6gとなりますね。
厚労省のデータによると、日本人の平均塩分摂取量は男性で11g、女性で9.3gあると言われており、一方これくらいに抑えたほうがいいよ、という目標値は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。それを考えると毎日通常の食事に追加して0.6g塩分、多い量ではないですが嬉しくはないですね。なのでやはり水分補給は水をメインにしたほうが良いです。ポカリなどはスポーツをしたときや炎天下に長時間いる時に適量で!
そこで最近よく言われるのが水中毒について、です。
水中毒はその名の通り水の取り過ぎで起こる中毒で、めまい、頭痛、むくみ、からひどい場合は意識障害や心不全など命にかかわる場合もある病気です。数年前に外国で水の早飲み大会で水中毒の患者が出た、という記事がありました。その人は確か一気に6L以上飲んだ、という内容だった記憶があります。そこまででなくても、個人差はありますが目安として1時間に1L以上、短時間に大量の水を飲むなどが原因となります。しかし、普通の人は意識してでないとここまで滅多に飲めません。精神疾患による水依存などや、薬の副作用、過度なダイエット、過度なストレス、などが背景にあると言われています。そのため、熱中症予防としての水分摂取ではこまめに少しずつ飲むようにすれば基本、水中毒を怖がることはないでしょう。熱中症対策でなくても水分は一日1.5L~2Lは少なくとも摂取したほうが言われています。普段から心がけていきましょう!!

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