先月、6/4~10は「歯と口の健康週間」でした。今年は「一生を共に歩む自分の歯」を標語に口腔保健の推進、8020運動の展開を目標に掲げていました。
8020運動というのは、80歳になっても自分の歯で食べるために20本以上の歯を保とう、という運動です。歯を失うのは虫歯と歯周病が2大原因で、8020を達成するためには小さい頃からの管理が大切です。
私としては、娘に虫歯の原因菌を移さないよう、口移しや食べ物を冷ますのに息を吹きかけるなどと言った行動を避ける等また、自分の歯のために定期的な歯科検診を受けるなどを気を付けています。
諸々活動が認知されたからか、8020運動の活動初期である1989年頃は達成率が1割に満たなかったのが2016年には51.2%に達したようです。
口腔環境を清潔に保つメリットは歯を保つだけではありません。唾液の中には、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスをブロックするIgAという抗体があり感染を予防するのですが、IgAが効果的に働くには、口腔が清潔であることが大切なのです。また、歯磨剤の成分がウィルスの侵入をブロックした上で、免疫の機能には影響を与えない、というデータもありました。
以上の事の他にも、口腔環境を清潔に保つことで、誤嚥性肺炎の予防になる、歯が健康だと良く噛めるので肥満予防にもなる、などメリットはたくさんあります。正しい歯磨をして健康を維持しましょう!