風邪を引いたときの漢方薬
- ゆう
- 2018年12月1日
- 読了時間: 2分
2018年も早くも最後の月、12月となりました。風邪を引く方も増えていますが、風邪薬もたくさんありどうしたらいいか迷うこともあるのではないでしょうか。 そこで今回は一般的な総合感冒薬より選び方が難しい漢方薬についてです。
漢方薬を選ぶポイントは、まず自分の身体の状態を把握することです。
比較的体力がある若い人などの場合は、「実証」と分類され主に身体を温め発汗を促す処方が使われます。それに対して、虚弱体質の人や高齢の方、顔が青白いような人は「虚証」と分類され、実証と同じ処方をされると下痢など身体に合わない反応を起こします。 次に主だったものを紹介します。
葛根湯:一番有名な身体を温める漢方。実証の悪寒や発熱、 頭痛がある、首の後ろや背中がこっている、汗がほとんど出ないといったタイプには、非常に効果がある
麻黄湯:葛根湯の強いバージョン。体力の特に充実した実証の人に使われる。病院ではインフルエンザに出されることもある
麻黄附子細辛湯:虚証で、手足が冷たい、悪寒がある方の風邪
真武湯:虚証で、冷えと疲労倦怠感がある方の感冒など
麻杏甘石湯:体力中等度以上の実証で、慢性期の咳、のどが渇く方の感冒など
補中益気湯:虚証で、胃腸の働きが衰えて、疲れやすい方の慢性期の感冒
その他色々種類があります。
より詳しく知りたい、症状が重い方は身近な薬剤師などの専門家に相談ください。

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