浮き指ってご存じですか？

掲題の「浮き指」、たまにメディアでも取り上げられていますのでご存じかもしれません。足の不具合は普段患者さんと接していて多いな、と感じています。

浮き指とは、足の指が反ってしまい、歩行時も足の指が浮いていて、踏ん張って歩けない足のことです。女性の３人に１人、男性の２人に１人が浮き指になっていると言われています。目安としては、親指を甲側に強く押したときに90°以上曲がってしまう状態が浮き指です。（90°以下でも他の要素から浮き指と判断されるケースもあります）男性は甲側に４５度、女性は甲側に７５度くらいが正常の目安です。

足の土台としての機能に不具合があるため、身体の安定性を保とうとして全身に必要以上の力が入ります。そのために肩こり、腰痛、足の痛み、だるさなど全身に影響を与えてしまいます。

原因としては主に生活習慣です。サイズが合わない靴を履く（大きすぎてもＮＧ）ことで足指の動きが制限される、裸足でいることが少ない、歩くことをしないことで足裏に刺激を与えていない、などにより足のアーチが崩れ浮き指となります。

特に骨格が出来はじめている子供のころから注意が必要です。対策としては、裸足or5本指ソックスなどで指が使える状態を保つ、靴のサイズ、形状に注意する、足指の筋力をつける（タオルを足指でつかむ、足指ジャンケンなど）、専用サポーターやテーピングなど、です。