夏に多い?痛風について
- ゆう
- 2018年8月1日
- 読了時間: 2分
今年は梅雨も短く、暑い日が続いております。そんな暑い日に増える病気の一つに「痛風」があります。今回はその痛風を引き起こす高尿酸血症と共にお話しします。
風が当たるだけでも痛い、と言われる痛風。なりたくないですよね。背景にある状態として高尿酸血症、といわれる尿酸値が高い状態があるのですが痛風というのは体内にある尿酸が何かしらのきっかけでトゲトゲした結晶となってしまい、炎症を起こすことで発作となります。結晶化の条件として、
尿酸値7.0mg/dL超の状態が続く:尿酸は飲酒、ストレス、過度な運動などで変動しますが、7を超え続けていると体内に蓄積され発作の原因となります。8を超えたらいつ発作を起こしてもおかしくありません。
手や足などの末端で起こる:尿酸は温度が低い箇所で結晶化するため手足などの末端で結晶化するのです。足の親指でなるイメージが強いかもしれませんが手もなるんですね。
上記のことから、まずは結晶化しにくくなる尿酸値6.0以下を目指しましょう。そのためにも、飲酒は適量(ビールなら500mLまで)、十分な水分をとる(2Lが目安。ソフトドリンクは逆効果)、バランスの良い食事(野菜、海藻、大豆などのアルカリ性の食品を多く)、適度な運動(過剰なのは逆効果)、ストレスを貯めない、ことが必要です。
痛風発作をおこさなくても尿酸値が高いままだと、痛風腎と言われる腎臓に結晶が沈着して起こる腎障害、激痛で有名な尿路結石や皮膚の下に痛風結節になったり、生活習慣病や慢性腎臓病を合併しやすいことから、もっと恐ろしい動脈硬化からの心筋梗塞や脳卒中にもつながる恐れがあります。
検査で指摘されても発作起こしてないからいいや、とならず早めに生活を改善するようにしましょう。

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