スポーツによる筋肉痛ってなあに?
- bsishiguro
- 2016年2月15日
- 読了時間: 2分
運動後数時間から1~2日後に痛みが生じ1週間もすれば消失する筋肉痛を“遅発性筋肉痛”といいます。 久々で急に激しく運動するとこの筋肉痛が出てしまい、せっかく始めたスポーツも三日坊主なってしまった、という方も多いのではないでしょうか・・・?! 筋肉痛は何故起こるのか知っていただきメゲルことなくスポーツを楽しんで下さい。
筋肉痛の原因は一般的には筋疲労による乳酸の蓄積とされていますが、微細な筋線維の損傷により炎症を引き起こし、痛みだすという説が有力です。 その損傷のメカニズムは、筋肉が収縮する方向とは逆方向に引き伸ばされながら力を発揮する運動伸張性収縮によるものであり、筋肉を収縮させながら力を発揮する短縮性収縮や等尺性収縮では殆ど筋肉痛は生じさせないとされています。 下り坂走では遅発性筋肉痛を誘発することが知られています。 伸張性収縮運動による筋繊維の微細な損傷の修復に炎症反応が起こり、その中の発痛物質が筋膜にある神経終末(痛みのセンサー)を刺激して痛みとなるのです。 神経終末が筋線維ではなくそれを包む筋膜にあることが、損傷のその時ではなく遅れて痛み出す原因です。
腹筋運動に例えてみましょう。 床に寝て頭を挙げる時、腹筋は短縮しています。ゆっくりと頭を下げる時、腹筋は伸張しています。 即ち、頭を床に戻す時またそこで寸止めしたりすると、筋肉痛になるわけです。
コメント