通常言われる筋肉痛とは、衝撃を受けたその瞬間に痛みを感じる、例えば肉離れ等のことではなく、運動後暫くしてから遅れて出てくる筋肉の痛み、即ち遅発性筋肉痛のことを指します。 そして年をとるにつれその時間差は大きくなり、若い頃に比べ遅れて出るという俗説が有ります、今回はその理由を別な角度から
考えて見ましょう。
筋肉痛をおこすその元凶は 乳酸 のように言われます、運動の種類でいえば無酸素運動即ち解糖系の過程で産出される乳酸が筋肉内にたまり、酸性化することで痛みとなります。 そして、筋肉
の種類で言えば速筋(白筋)がその運動に携わり(たずさわり)ます。
ここで着目したいのは、10歳くらいまでは全て遅筋(赤筋)で構成されているというのです。 赤筋の赤は酸素を沢山蓄えているという意味で、乳酸を産み出すこともなく、極端に言えば筋肉痛を起こすことはありませんね! 大人になって力瘤(ちからこぶ)が隆々としてくると、それは白筋で瞬発力を発揮するが、乳酸産生のもととなります。
ということで俗説は説明が付くのでしょうか?!