無痛人間?
- bsishiguro
- 2016年1月11日
- 読了時間: 1分
先日、足の指を、置いてあった体重計に強か(したたか)ぶつけてしまいました。
“痛い…!“ 思わず声が出てしまいました。 すると、すかさず
”よかったネ、生きてる証拠(しょうこ)!なんでしょ…?“ 優しい奥さんの
お言葉でした。 物を蹴(け)とばすのは、奥さんの得意技でして、日頃
私が掛けて(かけて)あげる言葉をそのままに仕返し(しかえし)されてしまいました。
先天的に遺伝子に異常があって、痛みや熱い冷たいを感じられない
先天性無痛症という病気があります。 痛みを感じないため、目を
掻き毟り(かきむしり)角膜を傷つけたり、歯が生え始めると舌を噛んで切ったり、
骨折している足で走り回ったり…等々 とんでもない行動から初め
て病気に気が付くという、悲惨な病気です。
痛みを感じるから置いてある体重計とかは避けようとするし、お湯
は熱いからゆっくり飲もう…、などと学習するものですが、諸々を
感じることができないということは、そのような学習することもな
く、全身に傷が絶えず、たいていは、若くして敗血症などに罹って(かかって)
しまい、亡くなってしまったりします。 痛みを感じられるという
ことは素晴らしいことなのですネ…!!??
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