蜂に刺されたらおしっこをかければいい?
- bsishiguro
- 2016年1月10日
- 読了時間: 1分
子供の頃、〝蜂に刺されたらおしっこをかければいい〝と習いました。 おしっこが誤って身体にかかってしまったら、すぐにでも洗い流したくなるのが普通の感覚なのに、それをわざわざ傷口に薬としてかけるなんて、とても抵抗がありますね。 さてその真実はどうなんでしょう… ?
この俗説は、尿中のアンモニアが蜂毒に対して効果があるからということなのでしょうが、尿は病気でもなければ、酸性度は弱酸性を示すもので、ましてや蜂毒の元凶はたんぱく質であり、アンモニア水でも中和することはできないことが分かっています。 おしっこをかけることは無意味であること、刺し傷から雑菌が感染する恐れがあるなど、絶対行うべきではないということが結論です。
そして最も危険なのは、蜂毒に対するアレルギー反応です。 蕁麻疹・呼吸困難・吐き気等の症状が出るようであれば、アナフィラキシーショックが考えられ、命に係わることもあるので、緊急の処置が必要になります。
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